オフショア開発を行う際に、オンサイトという言葉を聞いたことはありませんか?IT業界ではよく目にする言葉です。オフショア開発を行う場合、オンサイトを活用すべきかどうか開発内容によって判断する必要があります。オンサイトでIT開発を行うことによるメリットもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
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オンサイトとは現地・現場という意味
オンサイトとは、「現地」や「現場」といった意味です。IT開発の多くはリモートで開発できるものが多いです。しかし、IT機器のトラブルであったり、その場にいないと解決しにlくい問題が発生した時にすぐに駆けつけられるため、「オンサイト開発」や「オンサイトサポート」という言葉が存在します。
オフショア開発におけるオンサイトのメリット
オフショア開発におけるオンサイトのメリットは主に2つです。
- 対処の難しい問題を解決しやすい
- 現場で活躍する人材がいるためすぐに対処できる
これらを順に解説します。
対処の難しい問題を解決しやすい
1つ目の特徴は対処の難しい問題を解決しやすいことです。IT開発の多くは遠隔で操作が行えるため、大抵の問題は物理的距離が離れていても解決することができます。
しかし、トラブルの原因が複雑な場合、見つけることが難しく、遠隔の場合、コミュニケーションが取りづらいということで、問題を解決しにくくなってしまいます。
オンサイトであれば、直接トラブルの原因を探ることができるため、コミュニケーションコストを削減することが可能です。
現場で活躍する人材がいるためすぐに対処できる
2つ目は現場で活躍する人材がいるため、すぐに対処できることです。オフショア開発先に出向いて、現場で働くエンジニアがいるため、トラブルが発生しても対処できます。現地にエンジニアが向かっていることもあり、コミュニケーションも行いやすく、遠隔で仕事をするよりもスムーズに進められることが大きなメリットです。
オフショア開発におけるオンサイトのデメリット
オフショア開発におけるオンサイトのデメリットは2つです。
- 現場で働いてもらうためコストがかかる
- ビザなどの手続きが複雑
デメリットも順に解説します。
現場で働いてもらうためコストがかかる
オンサイトを行うとエンジニアに現場で働いてもらうことになります。そのため、滞在費用や交通費などが必要です。日本と比べて安い人件費の国でオフショア開発を行っても、コスト削減を行うことができないと可能性が高まります。日本の多くの企業がオフショア開発の目的を人件費削減にしているため、その目的がなくなってしまう可能性があることを考慮しておきましょう。
ビザなどの手続きが複雑
現地にエンジニアを派遣する場合、就労ビザの手続きを行わなければなりません。短期間であれば、飛行機や滞在するホテルの手続きのみで十分ですが、長期間の場合は必ずビザの手続きを行わなければならないため、多くの時間が必要です。
現地のエンジニアを日本で直接業務にあたってもらう場合でも、就労ビザの手続き支援が必要となるため、就労ビザ支援を専門で行っている企業に外注することも考慮する必要があります。
オフショア開発でオンサイトのメリットを考慮して活用しましょう
オフショア開発でオンサイトのメリットは、現地にエンジニアを派遣することで、トラブルが発生した時にすぐに解決できることや、現地の人と綿密にコミュニケーションが取りやすくなることで、IT開発がスムーズに行うことが可能です。
デメリットもありますが、自社の業務改善に役立つこともあるため、必要であればオンサイトによるオフショア開発も検討してみてはいかがでしょうか。
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