コラム

オフショア開発白書(2021年度版)からわかる最新トレンドはベトナム一強

オフショア開発を検討していて、オフショア開発白書というもの見たことはありませんか?オフショア開発をする上で市場トレンドを掴むことは大切です。市場の動向を掴まないままオフショア開発を進めてしまうと失敗する可能性が高くなります。

今回はオフショア開発白書(2021年版)からわかるトレンドを解説しますので、これからオフショア開発を活用してみようかなと検討している企業はぜひ参考にしてみてください。

オフショア開発白書とは?

オフショア開発白書とは、オフショア開発.com(運営・株式)がITアウトソースの相談を元に作成している白書です。毎年リリースしており、前年までの比較とトレンドをまとめており、今後の予測に役立たせることができます。

開発コストの傾向や、開発委託先の選定にも活用でき、今後のオフショア開発の検討に活用することが可能です。

ベトナムはオフショア開発の委託先として人気の高い国です。そのため、ベトナム版のオフショア開発白書もリリースされています。

オフショア開発白書からわかるトレンド

オフショア開発白書(2021年版)からわかるトレンドとして、以下のことがあげられます。

  • 日本企業の委託先の過半数がベトナム
  • 大企業だけでなく小規模企業もオフショア開発を検討している
  • 国内IT人材は不足し人材を海外に求めている

最新の2021年版のオフショア開発白書からトレンドを順に解説します。

日本企業の委託先の過半数がベトナム

オフショア開発を活用している日本企業の委託先の過半数がベトナムです。現在、オフショア開発は東南アジアを中心に行われています。その中でも人気の国がベトナムです。ベトナムが人気である理由は3つあります。

  • IT人材の増加と人件費が安い
  • 親日国で日本人と似ている気質がある
  • 日本と時差が小さく距離も比較的近い

特に1つ目のIT人材の増加と人件費が安いことで人気が高いです。ベトナムは教育に力を入れているため、若くて優秀なIT人材が増加しています。また、日本に比べて半分以下と人件費が安いため、人気が高くなっています。

ベトナムの国民性は、勤勉で穏やかな人が多いため、日本企業とビジネスがしやすく、トラブルが起こった場合でも、すぐに直接現地に行くことができるため、対応しやすいのが特徴です。

大企業だけでなく小規模企業もオフショア開発を検討している

現在は大企業だけでなく、小規模もオフショア開発を検討しています。少し前の2016年のオフショア開発白書では、相談件数に占める大企業の割合が8%、小規模企業の割合が40%でした。しかし、2021年は大企業が14%、小規模企業が56%と拡大してます。

そのため、比較的小さい規模の開発を海外に委託することが増えており、新規ビジネス創出する動きが活発です。

国内IT人材は不足し人材を海外に求めている

国内IT人材は不足傾向です。そのためIT人材を海外に求めている企業が多くなっています。今後もIT人材不足傾向が続き、2030年には79万人のIT人材不足になると予想されています。そのため、日本企業は海外に人材を求めている状況です。

東南アジアの多くは、日本に比べ若年層が多いため、人材を確保しやすい特徴があります。また、各国がIT人材育成に投資を積極的に行っているため、優秀なIT人材が増加傾向です。そのため、日本企業は人材確保するためにオフショア開発を活用しています。

 

出典:「経済産業省(IT需給に関する調査)

 

トレンドをつかんでオフショア開発を成功させましょう!

オフショア開発のトレンドを掴むことで、海外委託でIT開発をした際に、失敗を防ぐことができます。以前のオフショア開発の目的は、人件費削減が主な目的でした。しかし、最新版の傾向を見ると、人材確保新たな市場開拓を目的としている企業が増加傾向です。

トレンドを掴むことで、継続的に利益を上げやすくなり企業の価値を高められる可能性が高くなります。2021年版のオフショア開発白書を参考にして、オフショア開発を成功させましょう。

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