コラム

ベトナム人エンジニアを採用するためには事前準備がしっかり必要!

ベトナム人エンジニアを採用しようと検討しても、どうやったらいいかわからない。採用するにあたって、準備の仕方やサポートの仕方に困っているという企業の方も多いはずです。せっかく採用したのに、すぐに辞められたりモチベーションが上がらず貢献してくれない事態になっては意味がありません。

そこで、ベトナム人エンジニアを採用する際に、どういった事前準備をすることで、途中で辞めず、企業に貢献してくれるエンジニアを育てることができるかを順番に紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

ベトナム人エンジニアを採用するには事前準備が大切

ベトナム人エンジニアを採用するには、事前準備が大切です。ベトナム人を日本で雇用する場合は、就労ビザの手続きが必要です。また、ベトナム人にとって日本は異文化であり、環境への対応を強いられることになります。

ベトナム人が日本で採用となっても、ビザの手続きに時間がかかり、予定していた雇用期間が大幅にずれてしまい、期待した働きができないという状態になってしまいます。実際に、ベトナムに住むエンジニアを採用する場合、「在留資格認定証明書」が必要です。「在留資格認定証明書」の申請から交付までにかかる期間は最大で2ヶ月です。

さらに「在留資格認定証明書」を日本大使館または領事館へ持っていくことで、ビザの手続きをしてもらうことができます。

そのため、海外に住むベトナム人エンジニアを雇用する場合、最大で3ヶ月の期間を見ておく必要があり、事前準備をしっかり行う必要があります。

 

ベトナム人エンジニアの採用方法

ベトナム人エンジニアを採用する方法は、大きく分けると3つです。

  • 人材会社へ依頼する方法

  • 自社で応募をかけて採用する方法

  • オフショア開発で依頼先のエンジニアを採用する方法

これらの採用方法はそれぞれ特徴がありますので、順に解説します。

 

人材会社へ依頼する方法

人材会社へ依頼する方法は、とにかく採用する際の手間と時間を省きたいという企業の方におすすめです。直接自社で雇用するよりも採用するための費用がかかりますが、転職サイトに掲載することによって、求職者の目に止まりやすいのが特徴です。

採用するためには、まず自社を知ってもらう必要があります。知らない企業のところには人は集まりません。企業を求職者に知ってもらうための時間は短縮できるため、採用までの時間は短縮できることが多いです。

 

自社で応募をかけて採用する方法

自社のホームページで応募したり、SNSのサービスを利用して、直接コンタクトをとり、採用する方法です。自社のホームページで募集をかけることは求職者に認識してもらうのに時間がかかるかもしれませんが、費用は少なくて済みます。また、応募してくる求職者は、自社で働きたい意欲が高く、モチベーションの高い人材が多いです。

また、SNSのサービスを利用して、直接コンタクトをとり、採用する方法があります。この方法は、求職者のプロフィールからどんな人なのかを見極めることができます。そのため、自社が求める人材を採用しやすいのが特徴です。実際に、この方法であれば面接から採用までのフローを短くすることが可能です。

 

オフショア開発で依頼先のエンジニアを採用する方法

オフショア開発で依頼先のエンジニアを採用する方法は、すでに取引など実績がある人材を採用することができるのが特徴です。オフショア開発とは、海外の開発会社にIT業務などを委託することを指します。オフショア開発をすでに利用している企業にとっては、業務を委託している人であるため、どんなスキルを持ち合わせ、何ができるかを判断することができます。それだけでなく、業務を任せているうちに人柄なども見えている場合があります。そのため、自社の企業文化に合いそうな人材を見つけることが可能です。

ベトナム現地で契約を結べば、日本に来るための費用やビザなどの一連の手続きが必要ありません。時間やコストを大幅に削減でき、業務をすぐに任せられるのが特徴の1つです。

 

ベトナム人エンジニア採用で注意すべきこと4つ

ベトナム人エンジニアを採用する上で、注意するべきことは4つです。

  1. 仕事上でのコミュニケーションを大切にすること

  2. 日本に来てもらう場合暮らしをサポートすること

  3. 日本で雇用する場合は日本人と同条件にすること

  4. 日本で雇用する場合、在留資格の手続きをサポートすること

これらを守ることで、優秀な人材を確保しやすく、長く働いてもらえる良きパートナーとなる可能性が高くなります。

 

1:仕事上でのコミュニケーションを大切にすること

仕事上でのコミュニケーションを大切にすることは、日本人の場合でも同じです。しかし、ベトナム人の場合、母国語が異なるため、こまかなニュアンスが伝わらないといったことがあります。コミュニケーションを日本人以上に細かくとることで業務が円滑に進むでしょう。

また、言葉にしていないものは全く伝わらないです。日本人の場合は空気感で伝わることもありますが、ベトナム人(外国人)の人には伝わりません。伝達ミスなどによって、業務が滞ることがあるため、しっかりと伝えるべきことは、言葉にして伝える、文章化しておきましょう。

 

2:日本に来てもらう場合暮らしをサポートする環境を整備すること

ベトナム人を日本に呼び雇用する場合、環境に慣れるまでは、日常生活面をしっかりサポートしましょう。日本では当たり前のことであっても、ベトナム人にとっては当たり前のことではありません。付きっきりのサポートではなくても、生活するための一通りの生活環境を整えておくと、安心して暮らすことができます。

特に買い物場所や交通ルール、公共交通機関の乗り方など生活する上で重要なことはしっかりサポートしておくと良いです。

 

3:日本で雇用する場合は日本人と同条件にすること

ベトナム人エンジニアを日本で雇用する場合、日本人と同条件で雇用することは大切です。賃金が日本人と比べて大きな差がある場合に、ベトナム人エンジニアは不満を抱きます。優秀な人ほどすぐに離職してしまう可能性が高くなります。せっかく、費用や時間をかけて採用したのにすぐに離職してしまっては意味がありません。

そのため、国籍を問わず日本人と同じスキルを持っているなら同条件で雇用しましょう。

 

4:日本で雇用する場合、在留資格の手続きをサポートすること

日本でベトナム人エンジニアを雇用する場合、在留資格などの手続きをサポートすることは大切です。自社で全てをサポートする必要はありませんが、外注してサポートすることは重要です。

ベトナム人エンジニアが在留資格を持っている人を採用するのは絶対ですが、「在留資格認定証明書」の発行・交付やビザの手続きをサポートすることで予定通り採用できます。もし、それら全てをベトナム人エンジニア任せにしてしまうと、トラブルが発生したり不信感が募ることがあるかもしれません。そのため、一連の手続きに関して、しっかりサポートすることをおすすめします。

 

ベトナム人の優秀なエンジニアの特徴は学習意欲が高く、英語スキルを持ち合わせている

ベトナム人の優秀なエンジニアの特徴を2つ紹介します。

  • 学習意欲が高く、真面目

  • 英語のスキルを持ち合わせており、技術サイトでスキルを自ら得られる

ベトナム人の特徴は自分自身で成長しよう努めていることです。順に詳しく解説します。

 

学習意欲が高く、真面目

ベトナム人の優秀なエンジニアは学習意欲が高く、真面目な人が多いです。ITスキルを持ったエンジニアは大学を卒業しています。ベトナムはまだまだ発展途上の国であるため、ハングリー精神を持った若く成長意欲の高いエンジニアが多いです。また日本と同じように、真面目勤勉な性格を持った人が特にベトナム北部出身の人は多いようです。

そのため、日本人と性格が似ている部分もあり、企業文化や価値観とマッチする人が多いのも特徴です。

 

英語スキルを持ち合わせており、技術サイトでスキルを自ら得られる

英語力は日本人とベトナム人では、差がありませんでした。しかし、近年ベトナムは日本よりも、英語教育に力をいれており、英語スキルが高い人材が増加傾向にあります。そのため、コミュニケーションにおいて、英語または日本語で取れる人が増えています。

また新しくITスキルを習得するためには、英語が必要です。新しく開発される言語や、スキルなどは英語で書かれていることがほとんどで、翻訳が必要になると時間がかかってしまいます。英語スキルを持ったベトナム人エンジニアは、それらの技術サイトや技術書を読むことができるため、早くスキルを習得することが可能です。

 

ベトナム人エンジニアを採用することで、自社のレベルアップにつなげられる

ベトナム人エンジニアを採用することで、自社のレベルアップに繋げられる可能性があります。実際に、社内の9割近くがベトナム人という企業も出てきており、まだまだベトナム人エンジニアの雇用を拡大する計画があります。

日本は今後10年でITエンジニアが不足する予測です。優秀なベトナム人エンジニアを採用し、自社に勤めてくれる人を長く雇用することができれば、人材不足に陥る可能性は低くなります。

さらに、スキルと意欲の高いベトナム人エンジニアを採用することができれば、企業の成長が進み、企業価値を高められるでしょう。

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