コラム

オフショア開発とは、海外にIT業務を委託すること!

オフショア開発に興味はあるけど、何なのかよくわからない方や、言葉は知っているけど意味までは詳しく知らないという方は必見です。

何のためにオフショア開発を行なっているのかわからないという方は、オフショア開発が行われてきた背景を知ると、自社にビジネスに活用できる可能性が広がる可能性があります。オフショア開発をすることで、市場拡大や利益増につながった企業も多く存在します。

オフショア開発のことを知ることでビジネスに役立ていただけると幸いです。

 

オフショア開発とは海外にITの業務を委託すること

オフショア開発とは、海外に主にITの業務を委託することです。IT開発やシステムの運用保守管理などを海外の企業にアウトソースすることで、自社のリソースを割くことなく、業務を遂行することができます。

オフショア開発は1970年代から先進国が発展途上国に対して、コスト削減とクオリティ維持を目的として、行われていました。現在もその目的は変わっておらず、ここ数年はIT開発の委託です。

日本企業は、主にコスト削減リソースの確保といった目的で活用されています。

オフショア開発が進んできた背景は人件費削減

オフショア開発が進んできた背景は利益確保をするための人件費削減です。先進国では、従業員に賃金上昇に伴い、利益を確保することが難しくなっていきました。そこで、人件費の安い発展途上国に業務を移すことによって、利益を確保しています

オフショア開発が始めに行われたのは1980年頃の中国

日本企業が初めにオフショア開発を活用したのが、1980年頃の中国です。この頃の中国は、外資系企業を積極的に誘致していました。日本企業も中国の政策に応じてオフショア開発を行なっていました。

2000年代中頃になると、中国の人件費が高騰し、人件費を削減する目的が果たせなくなり、中国でオフショア開発をやめる企業も増えていきました。

 

オフショア開発を行なっている日本企業の依頼先はベトナムが中心

現在、オフショア開発を行なっている日本企業の依頼先はベトナムが中心です。ベトナムは中国に比べ人件費が1/2程度となっています。ベトナムは、IT業務に携わる労働者の半分は20代以下です。そのため、働き盛りのIT労働者を確保しやすく、人件費の抑制をすることができています。

ベトナムは勤勉で穏やかな国民性であることから、日本の企業文化と相性が良いのも特徴の1つです。現在では、オフショア開発の依頼先の国の半分がベトナムになっています。

オフショア開発は東南アジアを中心に今後も伸び続ける

オフショア開発は今後も東南アジアを中心に伸び続ける見込みです。IT開発に関連する投資が各国で行われています。そのため、日本企業も積極的に依頼しやすい環境になっています。

また、日本企業にとって、東南アジアは日本と時差が小さいのが魅力の1つです。例えば、ベトナムやインドネシアのジャカルタは2時間です。修正依頼や、急な対応を依頼する時に業務時間が日本と被っていることですぐに連絡がつきます。そのため、時間的なロスが少ないです。

オフショア開発が行われている国ではIT市場が拡大している

オフショア開発が行われている国では、IT市場が拡大しています。発展途上の東南アジア諸国では積極的に投資が行われているからです。例えば、ベトナムやタイは政府主導で積極的にITに関連する業界に投資しています。

そのため、IT市場がこれからも継続的に拡大していくと予想されています。

インフラ投資が積極的に行われている

ベトナムを例にあげると、2019年ベトナムのIT産業総売り上げは9兆円を超えています。内訳は、ハードウェアは全体の8割強で残りの2割弱がソフトウェア産業の売り上げです。これは2010年と比べると、10倍以上の売り上げになっています。

ベトナム政府が、通信インフラを積極的に整えており、スマートフォンやPCに触れる機会が増加する傾向です。その結果、ベトナム国内でも需要が一気に拡大しており、毎年20~40%の成長を続けています。今後も市場拡大は続く見込みです。

IT人材を育成するために教育に力を入れている

ベトナムでは、IT人材を育成するために、政府が主導となって教育環境を整えています。そのため、優秀な人材が数多く育っており、若いITエンジニアが増加し続けています

また、親日国でもあるため、日本語でコミュニケーションが取れる人材が多いのも特徴の1つです。

今後もベトナム国内のIT産業力の向上を掲げて、積極的に投資をする見込みであるため、ITコンテンツを手がけるベトナム企業がますます成長していく見込みです。

日本企業はオフショア開発によって人材を確保している

日本企業はオフショア開発によってIT人材を確保しています。日本は今後2030年までに79万人の人材不足になると経済産業省が発表しています。IT人材を確保することは今後の課題になるでしょう。

そこで、日本企業は、海外のIT人材を確保する動きが盛んです。リソースを確保するためにオフショア開発を活用しています。優秀な若いIT人材確保することによって、今後起こりうるIT人材の不足を補うことができます。若くて継続的に勤務ができるIT人材を確保することによって、リソース難を防ぐことができるでしょう。

 

参考 : 経済産業省

オフショア開発を行うことで企業の成長にもつながる

オフショア開発を行うことで企業の成長にもつながります。日本企業のオフショア開発をする目的は人件費削減IT人材の確保です。それだけではなく、今後、発展途上国の場合は、国内のIT産業の需要が拡大しているため、新たなビジネスチャンスになる可能性があります。

自社のサービスを開発依頼している企業を通じて展開することで、企業が所在している国の市場開拓ができます。国内の商文化を把握している現地の人材を通じることによって、販路などを自ら開拓するよりも、素早く展開することが可能です。

オフショア開発をすることにより、新たな市場開拓のチャンスがひろがり、企業の価値を高め、成長につながるでしょう。

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