ベトナムでオフショア開発を検討していて、どういった会社を選んで良いか迷っているという企業の方もいるはずです。IT開発を外部に委託する上でどんな企業を選んだらいいかわからない。
上記のような悩みを解消するためには、自社の戦略や開発内容などによって決める必要があります。オフショア開発を失敗したくない!という企業の方必見です。
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ベトナムでオフショア開発している会社5選!
ベトナムでは、日本からのIT業務を請け負っている企業は非常に多く存在します。選択肢が多くなれば、どの企業を選べば良いか難しくなります。そこで、多くの企業の中から日本と関係、実績がある企業を5つ紹介します。
- 株式会社カオピーズ
- フジネットシステムズ
- 株式会社BAP
- DevSamurai Vietnam
- 株式会社ITSOL
これらの会社は、日本企業との関わりがあり、実績もあります。そのため、オフショア開発を初めて行うという企業にとって、安心して業務を委託することができます。順番にみていきましょう。
1 : 株式会社カオピーズ
2014年にKaopiz Software Technology Co,Ltdをベトナムで設立し、2016年に日本法人、株式会社カオピーズを設立しています。日本法人では、受託開発、ラボ開発、常駐開発、研究開発を主におこなっており、日本企業からの依頼をベトナムのKaopiz Software Technology Co,LtdにIT業務を任せている形態です。
得意な分野は以下の通りです。
- 業務システム
- ウェブシステム
- スマートフォンアプリ
- ゲームの受託開発
これらの開発をすることができます。
また最近では、AI・ディープラーニングの開発や、ブロックチェーンの開発も行なっています。
実績の1つとして、ドローンと画像認識AIを活用した建物自動点検システムを支える*AWSインフラ構築です。
このシステムにより、新規クライアント向けのシステム構築が1時間に短縮することが可能になり、インフラ構築の工数削減に繋がっています。
*AWS : アマゾンウェブサービス
引用 : AWS導入支援サービス
もう1つの例は、*ブロックチェーン技術を活用したECサイトの設立です。ブロックチェーンの分散型レジャーにデータを格納・管理することで、決済をの取引コストを下げることができます。さらに透明性も担保されるのでセキュリティーも強化されています。
*ブロックチェーン技術 : 取引履歴を暗号技術によって過去から1本の鎖のようにつなげ、正確な取引履歴を維持しようとする技術
引用 : ブロックチェーン技術活用のECサイト
このように、新しい技術を取り込んで開発が可能なため、高度な技術を必要とする開発も可能です。60社以上の日本企業と取引があり、実績を重ねているのも特徴の1つになっています。
2 : フジネットシステムズ
1996年に「FUJINET」としてコンピュータ販売店を設立し、2015年にオフショア開発を行なっているフジネットシステムズ(株)を設立しています。
日本向けのソフトウェア開発の事業を行なっており、スマートフォンアプリの開発も行なっています。
経営者及び幹部はベトナム人です。しかし、日本に留学経験があり、日本の研修を受けています。また社員の一部は日本の大学を卒業しており、日本に馴染みのある人材が豊富です。
そのため、日本の企業文化をよく理解しています。主要な取引先として、日本の大企業が複数上げられており、実績も十分です。
実績の例として、在庫管理システムや生産・販売管理システムがあげられます。それだけではなく、学校や建設現場、病院向けの管理システムを開発した実績があります。
もう一つの例は、ビッグデータの利用です。全国の消費者のビッグデータから、書店の品揃えや店づくりに活用すること行なっています。このビッグデータの分析を活用することにより、店舗の品揃えを購買動向に合わせることが可能です。
そのほかにも、CAD事業なども行なっており、幅広くIT開発事業を手がけています。
3 : 株式会社BAP
2016年に株式会社BAPを設立し、日本のオフィスは東京と大阪です。2020年にアジア急成長企業top100に選ばれています。また、ベトナムICT企業トップ10にも選ばれており、成長が著しい企業です。
事業内容として、これらの3つの事業を手がけています。
- ソフトウェア開発
- ITコンサルティング
- ベンチャーキャピタル
CEOのダオ氏は元サイバーエージェントのエンジニアです。その時の経験を活かして、BAPグループを設立しています。
例として、15秒動画編集アプリがあります。このアプリでできることは15秒PR動画の作成です。旅行中に見つけたお気に入りのスポットを15秒の動画にすることで、どんなスポットなのか紹介できます。
このアプリの開発は依頼を受けて開発するだけではなく、クライアントのコンサルティングを提供しています。さまざまな日本企業との取引実績から、新しい価値を提案しているのが特徴です。
4 : DevSamurai Vietnam
2019年にDevSamurai Vietnamは設立し、ハノイ、ホーチミン、東京に拠点を構えています。事業の分野は、ソフトウェア開発、ラボ型開発、Cloud Native DevOpsです。特に、クラウドネイティブに強みを持っています。
クラウドネイティブは、「クラウドの利点を徹底的に活用するシステム」という意味です。クラウドを使うのは当然として、その上で実行されるアプリケーションにまで踏み込んでクラウドに最適化することと定義されています。
DevOpsは開発と運用の間のプロセスを自動化することが可能です。その結果、円滑にクラウドサービスを活用することができるようになります。
DevSamurai Vietnamは日本以外にもカナダ、アメリカ、オーストラリアなどの各国の企業との取引があり、若い企業ではありますが、実績は十分です。英語と日本語で会話ができるエンジニアが数多く在籍しています。
引用 : 東京エレクトロンデバイス株式会社
5 : 株式会社ITSOL
2017年に株式会社ITSOL JAPANを設立し、現在は日本とハノイに拠点があります。業務内容は以下の通りです。
- ベトナムオフショア開発
- SES事業・人材教育
- システムコンサルティング
- ベトナム進出支援
ベトナムオフショア開発では、東京オフィスが窓口になり、ウェブ開発などのサービスの依頼を受けています。開発依頼されたものはハノイで開発されています。
開発した例は、AIを駆使し、画像とPDFをテキストに変換することです。このソフトによって、画像とPDFからベトナム語、英語、日本語にテキスト化することができます。
ラボ型開発をする際に、ITSOLに依頼すると、IT開発依頼にあった人材を招集し、チームを結成してくれます。そのため、チームを結成する手間を省くことが可能です。
ベトナムでオフショア開発をする理由は人材確保と人件費削減
ベトナムでオフショア開発をする理由は2つです。
- 人材確保
- 人件費削減
日本企業がこれから直面する課題を解決するには、これらの問題を解決しなければなりません。なぜ、人材確保と人件費削減を目的とするのか解説します。
人材確保可能
日本のIT人材不足は深刻化しています。なぜなら、若い世代の人口が減少しているからです。そのため、優秀なIT人材を確保することが難しくなってきています。その問題を解決する方法が、海外の若い人材を確保することで、継続的に企業を成長させることができます。
ベトナムは、IT産業に非常に力を入れている国です。設備投資だけでなく、教育にも力をいれており、30歳未満のIT就労者数が大幅に増加しています。
ベトナムでオフショア開発をすることで、ITに関係する人材を確保することが可能です。
人件費削減可能
ベトナム人IT就労者の賃金は、日本人に比べ1/3程度です。そのため、人件費を大幅に削減することが見込めます。企業にとって利益をあげていくには、経費削減が必要不可欠です。
日本人に比べ、人件費が安いことから、優秀な人材を多く集めることができ、同じ予算で人数を多く確保することができるため、時間の短縮にも繋がって、結果的にトータルのコストダウンが見込めます。
ベトナムでオフショア開発を失敗させないためにも実績のある企業を選びましょう
ベトナムでオフショア開発を失敗させないためにも、日本との取引実績のある企業を選びましょう。オフショア開発に慣れていない企業は、特に注意が必要です。コミュニケーションの問題や、商習慣や文化の違いがあるために、トラブルが発生する可能性があります。
今回紹介した5つの企業は、技術力があるだけでなく、日本語で対応可能なエンジニアが数多く在籍しています。オフショア開発を失敗させないためにも、実績のある企業で開発依頼をしてみてはいかがでしょうか。
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