オフショア開発を活用しようとしている企業で、委託先をどのように選んで良いかわからない。といった悩みを抱えていませんか？エンジニアの確保がしたいと思っていてもなかなかオフショア開発に踏み切れないという企業もあると思います。
IT人材は2030年に約59万人不足する予測です。そのため、今後人材確保が必要になるでしょう。今回は、日本のIT人材不足を解消する方法として注目されているオフショア開発の委託先について解説します。
委託先の企業を選ぶ基準や契約形態を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
委託先の選定を重視しなければならない理由
委託先の選定を重視しなければならない理由は3つです。
- 委託先の企業が成功していると失敗が少ない
- どのようなものが開発できるかがわかる
- 納期までのスケジュール感が掴めている
これらがすでにわかっている実績のある企業であれば、委託しても失敗は少ないでしょう。順番に紹介します。
委託先の企業が成功していると失敗が少ない
オフショア開発の委託先の企業がすでに、日本の企業からの依頼を受け、実際に成功している場合、失敗する確率が下がります。実績がない企業を選んでしまうと、本当に開発できるのか、できたとしても品質に問題がないのかが不安になってしまい、余計な仕事が増える可能性が高いです。
オフショア開発をこれから利用するという企業にとって、実績があり、日本企業からの評価が高いオフショア開発企業を選ぶと良いです。
どのようなものが開発できるかがわかる
IT開発などの依頼をする際は、どんなものが開発できるのか事前に確認することが大切です。ITサービスなどを開発してもらう場合、以前にどんなサービスを開発をしたことがあるかを確認できると、企業の質やスキルを持つ従業員などが所属しているかがわかります。
注意しなければならないのが、実際にコードを見せてもらうことです。委託先の企業が本当に開発をしているのかを確認することが大切です。
納期までのスケジュール感が掴めている
オフショア開発を受託している企業にとっては、納期までのスケジュール感を把握していることが大切です。東南アジアなどの海外にオフショア開発をするために、文化が日本と異なります。
そのため、従業員や企業の価値観などが違いスケジュールの設定にズレが生じる可能性があります。しかし、日本企業と取引のある企業では、スケジュール感に慣れているため、納期までの進め方に大きな違いが生じにくいです。
オフショア開発の委託先を決めるポイント
オフショア開発をする上で、企業の選び方はとても重要です。実際に選定する上で重要視したいポイントは、以下の3点です。
- ポイント1 : 実績の有無
- ポイント2 : エンジニアの質
- ポイント3 : 契約形態
その選び方のポイントを3つご紹介します。
ポイント1：実績の有無
上記にも記載しましたが、実績の有無は最も重要です。委託先の企業を選ぶ際、どのような開発をどれくらいの期間で開発したのかを、細かく確認する必要があります。
この確認を怠ると、開発を進めていく上で、スケジュールにズレが生じたり、実際は開発することができないといったトラブルに発展する可能性があります。そのため、オフショア開発を依頼する企業を選ぶ際は、事前のリサーチだけでなく、選定候補となる企業と日本企業との取引実績の有無を確認することが大切です。
ポイント2：エンジニアの質
エンジニアの質はとても重要なポイントです。特に、自社と委託先企業の橋渡し役となるブリッジSEの質が開発の成功に大きく左右されてしまいます。
プロジェクトマネジメントの能力や、2社間の意思疎通を図る能力や、言語能力が求められます。経験を持っているエンジニアであれば安心して仕事を任せることが可能です。エンジニアのスキルや経験の有無を事前に確認しておきましょう。
ポイント3：契約形態
契約形態も重要なポイントです。開発依頼をする方法として、大きく分けると2つの契約形態があります。請負契約とラボ型契約のどちらにするか、開発内容によって、どちらの契約形態が良いか変わります。
そのため、自社の開発依頼はどれくらいの範囲なのかを、事前に把握することが大切です。その開発内容によって契約形態に沿って引き受けてくれる企業を探すことがポイントです。
オフショア開発をするにあたって契約形態は2つある
オフショア開発をするにあたって契約形態は2つあります。
- 請負契約
- ラボ型契約
どちらの契約形態にも向き不向きがあるので、詳しく順に説明します。
1. 請負契約
請負契約は成果物を納品することを約束する契約形態です。事前に委託内容を決めておき、金額などや作業範囲などを全て決まった状態でプロジェクとが始まります。Webページ制作といった、比較的小規模な依頼をする時に用いられます。
2. ラボ型契約
ラボ型契約は、ある一定期間、自社の開発チームを委託先の企業に作成してもらう契約です。開発案件が複数であったり、新しいサービスなどを作りあげていく時などに、優秀なエンジニアを確保しておけるという特徴があります。
委託先企業を見極めてオフショア開発を成功させましょう
委託先企業を見極めるためのポイントを押さえておくことで、オフショア開発の失敗を防ぐことができます。
特に実績の有無を確認しておくことで、優秀なエンジニアの確保ができたり、IT開発などを効率的に行うことが可能です。依頼先の企業の選定をする際は必ずリサーチをしておきましょう。
企業選定を間違えないためにも、ポイントを踏まえてオフショア開発を成功させましょう。
相談実績2000件以上！20件以上のオフショア先からニーズに合わせてご紹介
